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東京五輪エンブレム4候補は野老朝雄氏の組市松紋を含め全てdisられていた

2020年に開催される東京オリンピック及びパラリンピックのエンブレムが、4候補の中から野老朝雄(ところあさお)氏が作成したA案の「組市松紋(くみいちまつもん)」に決定したのが4月25日です。

市松模様のデザインには賛否両論あるでしょうが、他のB案、C案、D案なら国民は納得したかといえば、そうとも思えません。
なぜなら東京五輪エンブレム4候補は、事前には酷評されていたからです。

4月14日発売の「週刊新潮2016年4月21日号」に掲載された内容を元に、その酷評ぶりに迫ってみます。

新エンブレムは広く一般から応募した

2015年9月に、佐野研二郎氏による五輪エンブレムの盗作疑惑が世間を賑わせました。
その時の五輪エンブレムの応募基準というのは、国際的な広告賞を2回以上受賞した者に限っていました。
よって応募総数も104件と、少なめだったのです。

そして決定した佐野研二郎氏のエンブレムが盗作だったとして白紙撤回となったのは記憶に新しいことでしょう。

今回の新エンブレムの決定は広く一般公募したので、前回の100倍以上の1万4599件もの応募があったのです。

さらに
「できるだけ多くの国民の方にご参加いただきたい」
というコンセプトが五輪組織委員長から発せられ、ホームページで国民の意見を受け付けるという選考方法をとりました。

ところがこの一般応募のせいでレベルが下がったのかどうかは分かりませんが、前回の選考に応募した104人のデザイナーの1人が
「学生の競争レベルですよ」
と嘆いたのです。

デザイナーに酷評される

下記画像が東京五輪新エンブレムの4候補です。

tokyo-olympic-emblem_01

前述のデザイナー氏いわく

A案は藍色単色の理由が分からないし地味。

B案は真ん中が白で抜けておりインパクトに欠ける。

別のデザイナーは

C案の雷神風神は「神様」を扱っている時点で偶像崇拝を禁止する国から敬遠される可能性がある。

D案の朝顔は夕方に萎む花をモチーフとしてしまっていて、日本らしさというのが逆に弱さをさらけ出している。

審査委員にデザインの専門家が少なく、批判されない事を優先している。
エンブレムというより手作りのマークのよう。

と酷評しました。

ジャーナリストも容赦無し

スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏は

どれも東京のイメージが感じられません。
開催都市の特色をデザインするのがエンブレムのはず。
国体マークと言われても分からないのでは。

最初のデザイナーは

組織委員会に五輪についてのストーリーやコンセプトが無いので、造形探しをしているだけ。
内容が決まっていない本の表紙を作っているみたいです。

大事なのはコンセプト

私達素人から見れば、どのエンブレムも見事なデザインかと思うのですが、専門家からすればコンセプトからかけ離れているという事なのでしょう。

ただ単に優れた造形の物を作成するだけではなく、コンセプトに沿ったコンテンツというのが大切というのが良く分かった気がします。

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