埼玉県の少女を誘拐した犯人の名前が寺内華風(てらうちかぶ)と公開されたのは、日付が3月28日に変わった頃です。
そして様々な状況証拠から大阪府池田市にある、防犯グッズのインターネット販売を行う「e防犯.com」が寺内華風の実家という事が判明しました。
いえ、決して確定ではないのですが、状況から考えてそこしかあり得ないのです。
そして自殺をはかり病院に入院していた寺内華風容疑者ですが、容態に問題がなく取り調べにも耐えられると判断され退院となり、同時に逮捕となりました。
その逮捕をうけ、実家の父親と思われる方が、正式にホームページ上で謝罪のコメントを掲載したのです。
父親の謝罪コメント
前述の様に、3月28日に日付が変わった頃に犯人の名前が寺内華風と公開されました。
それまでは「23歳の男」といった表現だったのです。
犯人の名前が判明すれば、e防犯.comが寺内華風の実家「だろう」というのを特定するのは簡単でした。
特定できた経緯は
寺内樺風のFacebook画像を見るに23歳ではない様だが父親の会社のHPが見れないし本人か?
をご覧くださいませ。
その段階では、e防犯.comのホームページは
Sorry. We're under maintenance.
となっており、以降ずっとその状態だったのです。
ところが4月に入り、再度e防犯.comのサイトを見てみると、親から謝罪文が掲載されていたのです。
この謝罪文によって、残念ながらe防犯.comが寺内華風の実家というのがほぼ確実となりました。
いえ、既に確定としていたと言ってもよいのでしょうけど。
経済力のある父親だと思われる
大阪府池田市にある実家は父母と寺内華風と妹の4人家族で、家賃は18万円も払っているのです。
会社を経営する父親は、専業主婦の嫁さん、大学生である自分、おそらく学生である妹を養っている事になります。
奥さんに関してはネット通販の梱包等を手伝っているのかもしれません。
千葉大学に通っていた頃の寺内華風は、家賃3万円の格安物件とはいえ、一人暮らしをしています。
そこでの生活は、おそらく父親からの経済援助によって成り立っているのでしょう。
さらに大学2年生だった2012年10月には語学留学と航空免許取得を目的に、カナダのバンクーバーへ留学しています。
それを理由に大学は1年間休業しています。
なので就職を目前にした段階で23歳だったわけです。
その留学と航空免許取得資金も、おそらく親からの援助が大部分を占めていたと思われます。
その理由としては、寺内華風が高校を卒業する時に、ご両親は
英語が好きで海外に行きたいと言う。
お金がかかって仕方がない。
と実家近所の男性に話していました。
ただ、満更でもなさそうな表情だったとの事で、英語を習得する意欲がある息子の事が誇らしかったのと、経済力は十分あるから金銭的にはそれほど問題は無かったという事がうかがえます。
父親の会社を継ぎたいほどリスペクトしていたと思われる
これだけの事をやってのける経済力のある父親の事を尊敬しない息子は、まずいないでしょう。
ある程度大きくなりアルバイトを体験してみれば、せいぜい自給1000円位しか稼げない事が分かるでしょうから。
また、週刊文春2016年4月7日号での報道によると、寺内華風は
社会経験を積んだら、親父の会社を継ぐ
と千葉大学時代の友人に語っていた事が分かりました。
そんなリスペクトしている父親の会社を継げないどころか泥を塗ってしまい、謝罪コメントまで掲載させるとは何とも皮肉なものです。