吉本所属のお笑いコンビ・ベイビーギャングの北見寛明(きたみひろあき)が無免許運転で逮捕されました。
北見寛明が無免許運転で逮捕されたのは、実は2度目という事なのです。
1度目の逮捕は2013年でした。
このネットが普及した現代において、仮にもよしもと芸人が逮捕されればそれなりに世に情報が出回るはずです。
それなのになぜ1度目の逮捕が知られていなかったという理由が、裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火(あそざんだいふんか)の裁判傍聴レポートより判明しました。
1度目の逮捕が報道されなかったのは阿曽山大噴火の優しさで、2度目の逮捕を公開したのは北見寛明本人の意思を阿曽山大噴火がくみとったからなのです。
「北野誠のズバリ」で語られた2度の裁判傍聴内容
2度目の無免許運転で逮捕された北見寛明の初公判が東京地裁で行われたのが、2016年4月13日。
そのレポートを、翌日4月14日放送のラジオ番組「北野誠のズバリ」で行いました。
裁判の罪状は、今年2016年1月22日に東京都内の路上を無免許で運転したという事でした。
北見寛明は今まで交通違反を10回もしているのです。
そのせいもあり、2013年7月に免許取り消しの処分を受けました。
再度運転免許を取得すればよいのに取得せず、2015年7月頃に友人から車を譲り受けました。
その友達には免許が無いという事は話していません。
その車を入手してからは、彼女を乗せて何回かデートを重ねました。
そして今年1月22日の犯行当日に彼女を乗せて走っていたのですが、その時に無灯火だったのです。
そしてパトカーに停止指示を受けたのですが、無免許ゆえに逃げたのです。
600m程逃げたのですが、逃げ切れないと判断して車を止めました。
警官に名前を聞かれた北見寛明は、何と相方の名前を名乗りました。
彼女にも相方の名前を言う様に口裏あわせをしていたのですが、財布の中のカード等を警官に見られバレてしまいました。
法廷での情状証人が4人も
北見寛明は罪を認めているため、法定には情状証人が同席しました。
情状証人は、身内や仕事仲間を1人かせいぜい2人用意するというのが通常です。
ところが北見寛明は4人も用意しました。
弟、バイト先の飲食店の経営者、高校時代からの親友、そして相方です。
なぜそんなに用意したのかというと理由があります。
北見寛明は3年前に裁判で執行猶予の判決を言い渡されていて、この日もまだそれが解けていない状況だったのです。
執行猶予中の逮捕ですから実刑はほぼ間違いありません。
なので、4人も情状証人を呼んで
「これだけバックアップしてくれる人がいるのだから、何とか執行猶予にしてくれないか」
という意思を提示したのです。
阿曽山大噴火は3年前の1度目の裁判を傍聴していた
なぜ3年前の裁判で執行猶予を受けたという事を、阿曽山大噴火が知っているかというと、その3年前の裁判を傍聴していたからなのです。
その3年前の裁判の傍聴席には5人位しかいなくて、後日の判決日には阿曽山大噴火1人しかいなかったのです。
そしてその北見寛明の裁判の事をレポートする事によって北見寛明の芸人としての人生が左右されるのが嫌だったので、黙っていたのでした。
なんて優しいのでしょうか。
そして今回の情状証人4人の中で、相方を除く3人は前回の裁判の事を全然知らなかったのです。
つまり前回の執行猶予の事を周りの人が知らなかったわけでして、それに乗ずるかたちで無免許運転を続けていたのです。
前回3年前の裁判も同様に無免許運転だったのですが、警察に捕まった時に何と弟の名前を名乗ったのです。
そして今回は相方の名前を名乗った。
同じ過ちを繰り返しているのです。
相方さんの名誉のために書くと、相方は前回の無免許運転の裁判の事も、その後友人から車を譲り受けた事も知っていました。
なので、てっきり免許を所得し直したのだと思っていたそうです。
阿曽山大噴火の裁判傍聴後のツイート
裁判を傍聴した後と思われる時間帯に、この様にツイートしています。
↓同姓同名ではなく本人か…。執行猶予を貰うため、相方含め4人も証人出廷という異例の裁判。どうやら前回の裁判は事務所や友人にも黙ってたらしい。バレないから再犯した訳だよなぁ。3年前の裁判は、ある週刊誌が取材しに来たけど断ったのよね。バレなかったのは俺のせいかも知れないという罪悪感。
— 阿曽山大噴火 (@asozan_daifunka) 2016年4月13日
3年前に北見寛明のためを思って週刊誌の取材を断っていましたが、今となっては多少は罪悪感を感じてらっしいます。
阿曽山大噴火が2度目の裁判を公開した理由
今回の裁判で北見寛明は
拘置所に入って、自分を見つめなおす時間が持てました。
今までは無免許の事を隠していましたが、これからはさらけ出す事によって運転出来ない環境を作り出す必要があります。
と述べました。
なので世間に知ってもらう必要があり、今回阿曽山大噴火は公開したのです。
求刑7ヶ月
検察官が求刑したのは、懲役7ヶ月の実刑でした。
対して弁護人は再び執行猶予の判決を求めました。
判決は4月28日に行われます。
ちなみに前回の判決は、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年でした。
もし今回実刑になると、1年6ヶ月 プラス 7ヶ月で、2年1ヶ月も刑務所生活を送らなければなくなります。
無免許という事をさらけ出し運転が出来なくなる事のために、当記事が少しでも役に立つ事を願います。